時かけ(アニメ)のラストシーンセリフの意味考察!未来で待ってるとは?

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映画『時をかける少女』といえば、2006年に公開されて大ヒットし、今も人気がある名作アニメですよね。切なすぎるラストシーンを見て、号泣した人も多いのではないでしょうか?

ストーリーやセリフが奥深いので、視聴後も余韻が残る作品となっています。

 

しかし、あまりに奥が深すぎて「このセリフが意味不明」「このシーンってどういう意味?」という疑問が多い作品でもあるのです。

特に、ラストシーンのセリフ「未来で待ってる」については、ネット上でもいろいろな議論がかわされてきました。

そこで今回は、ラストシーンとセリフの解釈を、私の考察を交えつつまとめてみました。

アニメ映画『時かけ』のあらすじ

時計

主人公の紺野真琴(まこと)は、とある理由から「タイムリープ」(=時間を飛び越えて過去に戻ること)の能力を手に入れました。

タイムリープができるようになった真琴は、さっそく能力を活用しはじめます。

 

過去に戻ってプリンを食べたり、友達とカラオケで遊んだり、野球で好プレーを連発したり・・・小さな幸せを満喫していました。

タイムリープができれば大丈夫。

また戻れば、何回でもリセットができる。

ずっと、そう思っていたのですが・・・

 

ある日、真琴は友達の千昭(ちあき)から「俺とつきあえば?」と告白されます。

そして、その告白を無かったことにしようと「タイムリープ」を繰り返した結果、能力の残り回数が底をつき、真琴は自分にとって一番大事なものに気づくというストーリーになっています。

ラストシーンが意味不明?

『時かけ』のラストシーンで、千昭と真琴は

千昭「未来で待ってる」

真琴「うん、すぐ行く。走っていく」

というセリフを交わしていますよね。

 

とても感動的なシーンなのですが、このセリフの意味がわからないという人も多いようです。

 

ちあきは未来人なので、もし未来の世界に戻ってしえば、まこととは二度と会えなくなるはずですよね。

では、なぜこんなセリフを残したのでしょうか?

次の章から、ラストシーンのセリフについて、ネット上の考察と私の意見をまとめてみました。

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未来で待ってる|ちあきのセリフの意味

ネットの考察

時かけちあき

引用元:https://promo.kadokawa.co.jp/tokikake/#CHARACTOR

ちあきの「未来で待ってる」というセリフについて、まずはネット上の考察をまとめてみました。

「未来で待ってる」は、「未来でまた会おう」なのか「見れなかった絵画が未来でも見れるのを信じてる」なのか。

私の中の時かけ考察では 千昭と真琴は年齢的に同世代では会えない、又は先に真琴が死んでしまうんだけど、千昭がタイムスリップして見たかった絵を真琴が修復して千昭の未来に届けるという意味で「未来で待ってる」「すぐ行く、走って行く」ってやりとりがあったんじゃないかな、とても辛い

よくよく考えてみると未来で待ってるって言ってたけどその時には結構な年だよな。

色んな解釈あると思うけど未来で待ってる=絵の事だと思ってたんだけどどうなんだろう?最後に観たの何年も前だからな…

引用元:https://5ch.net/

ラストシーンで千昭が真琴に「未来で待ってる」という言葉は、『未来で絵を待ってる』という意味だと思うのですが

“絵”を待つ、と言うチアキの私欲的な感情より、恐らく二度と会えなくなる真琴と“約束”を交わす事が重要だったのだと私は思います。

二人の別れはチアキが過去にやって来た時点から明白なことです。最後に「好き」などというただの言葉を語っても二度と会えないのであれば、別れた後に泣きじゃくっていた真琴をより悲しませるだけです。

「未来で待ってる」「走って行く」、この約束が離れ離れの二人を繋ぐ唯一の絆になり、「さよなら」よりも「好き」よりも最適な別れの言葉だったのだと思います。

千昭と真琴が会うことは二度とないと思います。

たとえ千昭が待ってるとしても 真琴が未来に行くか、未来の時間がとまらない限り 未来も現在も時が進みつづけてしまうので…

『時は誰も待たない…』

「未来で待ってる」は 「さよなら」の意味を表す言葉だったのかもしれませんねぇ。

引用元:ヤフー知恵袋より

 

「未来で待ってる」というセリフに対して、いろいろな解釈がありますね。

特に多いのは

・未来でもう一度会おう

・未来で(絵を)待ってる

の2つの解釈でしょう。どっちの意味にも考えられると思います。

 

私の解釈

「じゃあ、管理人はどう思うのさ?」という話ですが、私は後者だと思っています。

「未来で(絵を)待ってる」の方ですね。

 

その理由ですが、ちあきが生まれた時代って、セリフから考察すると相当先の未来っぽいんですよ。

もしかすると、何百年も先の未来人なのかもしれません。

時かけちあき

 

という事は、ちあきが長生きしたとしても、まこととは二度と会えませんよね?

つまり、2人がこの先、対面で会うことは不可能なのです。

だとしたら、ラストシーンのちあきのセリフには「絵を未来で待ってる」という意味が込められているでしょう。

 

でも、「絵を待ってる」という意味だけでなく、その裏には「未来に戻っても、ずっと真琴を想ってる」という気持ちも含まれていると思います。

真琴が絵を守りきれた時、その絵を通じて、2人はもう一度(気持ち的に)出会える・・・

そう解釈すると、救いがありますよね。

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走っていく|まことのセリフの意味

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ラストシーンでは、ちあきの「未来で待ってる」というセリフに対し、まことが「すぐ行く、走っていく」と返していますよね。

この「走っていく」の意味は、「今すぐに絵を守りに行く」という解釈で良いのかな、と思います。

つまり、比喩ですね。

 

「走る」という言葉は、映画や漫画で比喩として使われることがあります。

その場合、通常の「走る」という意味ではなく、

・夢や目標に向かって、最大限の努力をし続ける

・(気持ち的に)前に進む

などの意味になります。

 

参考)ドリフターズの名言

ドリフターズ名シーン

「這うて悔いて死ぬか 疾って夢見て死ぬか どちらにする!? 決めろ!!」

引用元:ドリフターズ単行本2巻より

 

参考として、ドリフターズから引用しちゃいました。

上のコマだと、「走る(=疾る)」は目標に向かって出来ることをするという意味になりますね。

 

まことの「走って行く」も、これと同じ使い方でしょう。

千昭に絵を見せるため、未来までずっと守り続ける・・・

まことのセリフには、そんな将来への夢や希望が詰め込まれているのだと思います。

素敵ですね!

まとめ

『時かけ』のラストシーンでは、まこととちあきが「未来で待ってる」「すぐ行く、走って行く」というセリフを交わします。

このセリフは、単純に未来で2人が再開するという意味ではなく、未来(ちあききの時代)までまことが絵を守り通し、その絵を通して、2人は再び会うことができる・・・

という意味なのかなぁ、と思います。ロマンに溢れたセリフですよね。

 

『時かけ』は、言葉の使い方やセリフの1つ1つが、とても素敵な作品です。数年後にもまたテレビ放送されて、また話題になるのかな・・・と考えると、なんだか嬉しいですね。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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