『カメラを止めるな』は、伏線回収がすばらしい映画ですよね!
口コミを見ても「”カメ止め”は後半の答えあわせが面白かった」という人が多く、計算されたストーリーはまさに秀逸。
とはいえ、映画を1度みただけでは全ての伏線に気づけませんよね?そこで今回は、『カメラを止めるな』の伏線回収シーンを一覧でまとめました。
私が思いつく限り、全ての伏線を掲載しています!
カメラを止めるなのストーリー
『カメラを止めるな』のストーリーを簡単に説明すると、冒頭でゾンビ映画が流れ、後半で舞台裏が明かされるという流れです。
一見すると、普通のゾンビ映画。
しかし、よく見ると違和感が・・・
映画の後半では舞台裏が公開され、違和感の理由がわかります。
ストーリー解説は下の記事にまとめたので、未視聴の人はそちらも読んでみてくださいね。
カメ止めの伏線回収シーンまとめ
では、さっそく伏線回収シーンを見ていきましょう!映画の冒頭から、伏線を時系列順にまとめました。
冒頭シーン
【伏線8】
坊主頭の男性(山越)が、撮影中に「ちょっと」と言いながら外に出ようとする
⇒硬水を飲んで腹を壊していた。めちゃくちゃトイレに行きたい。今にも漏れそう。
【伏線9】
山越を止める監督とキャスト
⇒トイレに行こうとする山越を、全力で止めていた。
【伏線10】
山越の悲鳴
⇒ゾンビに襲われたのではなく、トイレに(略)
【伏線11】
監督の「撮影は続ける!カメラは止めない!」のセリフ
⇒台本には無いセリフで、実は監督から裏方へのメッセージ。
山越のせいで放送事故になりそうだったので、裏方が「しばらくお待ちください」のテロップを出そうとする。
しかし、監督は撮影を続けるために「撮影は続ける!カメラは止めない!」とメッセージを送った。
【伏線12】
山越のゾンビ化
⇒ストーリーを台本どおりに戻すため、設定を変更。本来なら、生き残るはずだった。
【伏線13】
メイク役・男優・女優がひたすらケガの確認
⇒アドリブで繋いでいた
廃墟を脱出して外へ
【伏線14】
建物の外に出た後、森の中でカメラワークが止まる(定点観測になる)
⇒カメラマンが気絶
【伏線15】
突然、激しいズームイン・アウトがはじまる
⇒カメラマンが気絶したので、見習いの女の子に交代。ここぞとばかりに、大好きなズームイン・アウトを繰り返す。
【伏線16】
メイク役が「念のためだから」と言い、女優の足を切ろうとする
⇒メイク役が、演技に没頭して我を忘れる。その結果、本気で「女優の足がゾンビに噛まれた」と思い込み、斧で切ろうとした。
【伏線17】
悲鳴をあげて逃げる女優
⇒言わずもがな、ガチの悲鳴
【伏線18】
メイク役がひたすら暴れるシーン
我を忘れたメイク役が、本気で暴れる。スタッフが取り押さえようとするも、護身術&とび蹴りで返り討ちに。
「待てゴルァ!!!」と叫ぶ彼女を、もはや誰も止められない。
廃墟の屋上まで逃げるも・・・
【伏線19】
メイク役を止めにきた男優が「一回止めて!」と叫ぶ
⇒メイク役に腕をねじられ、痛さのあまり「一回(カメラを)止めて!」と言ってしまった。さらに、男優は映画のラストで使うクレーンカメラを破壊してしまう。
【伏線20】
ひたすら女優の悲鳴が続くシーン
⇒この間、スタッフ全員でメイク役を止めていた。結局、監督がチョークスリーパー(?)でメイク役を気絶させる。同時に、俳優に血まみれのメイクをするための時間稼ぎもしていた
【伏線21】
小屋に逃げた女優が、何かを見て悲鳴をこらえるシーン
⇒実はゾンビではなくAD。ラストで使う斧がないので「小屋の前でオノ拾って!」とカンペを出しにきた。
【伏線22】
「こんなところに斧が。ついてるわ」と棒読みのセリフ
⇒女優によるアドリブ。しかし演技が下手
結末とラストシーン
【伏線23】
男優がゾンビ化し、女優に襲い掛かるシーン。この時にメイク役が復活するが「何あれ?」という謎のセリフをこぼす。
⇒クレーンカメラが壊れたので、スタッフ全員でピラミッド(組み体操でよく見るアレ)を作っていた。メイク役はそのピラミッドを見て、驚いていた
【伏線24】
ゾンンビ男優が、女優に噛みつかずピタッと止まる。この演技を何度も繰り返す
⇒ピラミッド完成までの時間稼ぎ
【伏線25】
女優が悲鳴を上げながら、監督を殺害
⇒裏では「何なんですか!もう嫌ぁあああ!」と叫んでいた。
【伏線26】
映画のラストで、カメラが少しぶれる
⇒スタッフが組み体操のピラミッドを作り、その頂上で監督の娘がカメラ撮影していた。そのため、ややカメラがぶれいていた。
以上、映画『カメラを止めるな』の伏線回収まとめでした!
まだあるぞ!カメ止めの隠れ設定
『カメラを止めるな』には細かい設定があり、2回目を見たくなる映画ですよね。
上の章で紹介した「伏線回収まとめ」には書ききれませんでしたが、他にも下のような設定や伏線がありました。
・途中でカメラに付いた血のりを拭く
・監督の娘は、学生時代にバスケットボール部に所属していた。そのため、撮影中にバスケ部っぽい動きをしている
などなど。細かな描写がたくさんありました。
もう1度最初から見て、伏線回収をチェックするのも面白そうです。
下の記事では『カメラを止めるな』の配信サイトを紹介しているので、興味がある人はそちらも読んでみてくださいね。
【伏線1】
冒頭で監督が「本物をくれよ!」と叫ぶ
⇒演技ではなく、監督が本気でキレている。演技の下手な女優と、口うるさい男優に対して本音をぶつけていた。なお、このシーンでは女優と男優もガチで怯えている。
【伏線2】
監督に怒られ、女優が落ち込む
⇒監督のマジギレにより、女優も本気で落ち込んでいた。スポンサーからは「いい表情しますね」と言われていたが、演技ではなくガチ。
本来は演技がヘタな女優なので、このシーン以降、ヘタな演技とリアルな演技がごちゃ混ぜに。
【伏線3】
ロケ地の都市伝説について語っている時、扉を「ドン!」と叩く音がした
⇒俳優の1人に、アルコール中毒者がいる。この俳優が酔っ払い、扉に激突した音。
【伏線4】
メイク役・男優・女優が突然、趣味の話をはじめる
⇒ADがカンペを出して「トラブル発生、つないで」と指示を出していた。つまり、アドリブ。
【伏線5】
ゾンビ役の俳優が登場
⇒アル中の俳優が、酔ってグダグダに。
【伏線6】
メガネ男性の悲鳴
⇒⑤の酔っ払い男性にゲロを吐かれ、本気で悲鳴をあげた(しかも半泣き)
【伏線7】
女優がゾンビに襲われてゲロを吐かれる→⑥の男性と同じく、酔っ払いのゲロにより本気で悲鳴をあげた。