名探偵コナンの映画といえば、タイトルが秀逸ですよね。
2021年公開の『緋色の弾丸』や2018年の『ゼロの執行人』など、映画を観たくなるタイトルが並んでいます。
そしてさらに、コナン映画のタイトルには重要な意味も隠されているんです!
そこで今回は『緋色の弾丸』のタイトルの意味・由来について考察しました。
緋色ってどんな色?
緋色とは、少し黄色みのある鮮やかな赤。深紅色・スカーレットとも呼ばれます。
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緋色は「赤井秀一」を指すキーワード
結論から言えば、『緋色の弾丸』の”緋色”は赤井秀一を指していると思われます。
『名探偵コナン』の単行本84~85巻にはサブタイトルで「緋色の〇〇」という話があり、これらは赤井秀一の秘密が判明するストーリーでした。
ということは、緋色=赤=赤井と考えていいでしょう。
- バーボンの追究、緋色の序章(84巻File.11)
- 緋色の疑惑(85巻File.1)
- 緋色の尋問(85巻File.2)
- 緋色の帰還(85巻File.3)
- 緋色の真相(85巻File.4)
- 緋色のエピローグ(85巻File.5)
※84巻File.1のサブタイトルは「緋色の探偵」ですが、これは赤井と関係ないストーリーなので省きました。
掲載当時「コナン史上最大の謎」と謳われた、来葉峠の赤井秀一の謎がついに判明するシリーズ。
同時に、赤井秀一の復活が描かれた記念すべき回であり、『名探偵コナン』シリーズにとっても、大きな転換点となったエピソードである。その他に沖矢や安室に関する謎も作中で多数明かされている。そして話の最後では黒の組織の新たな幹部メンバーについて新たな情報が判明する。
引用元:https://bit.ly/2NWrMNG
そもそもメインキャラが赤井秀一なので「緋色=赤井」という点については間違いないはずです。
『緋色の弾丸』のタイトルの意味
緋色=赤井のことだとすると、『緋色の弾丸』は何を意味するのでしょうか?タイトルの意味を考察してみました。
予想①赤井秀一が撃った弾丸のこと
映画の特報では、赤井秀一が「そろそろタイムリミットだ」と言いながら不敵に笑い、ライフルを構えるシーンがありますよね?
そのため『緋色の弾丸』は赤井秀一が撃った弾丸という意味が込められているのかなと思います。
予想②2つの意味がかかっている
最近のコナン映画から考察するなら、タイトルには2つ目の意味があるはずです。
2019年に公開された『紺青の拳』と2018年の『ゼロの執行人』も、タイトルには2つの意味がかかっていました。
- 世界最大のブルーサファイアを指す言葉。
- 京極真を連想するキーワード。京極=空手家=拳。
- 「ゼロ」は安室透の幼少期のあだ名。彼の所属する組織も通称・ゼロ。
- 劇中、安室はカウントダウンがゼロになると同時に爆弾のスイッチを押した。
- 劇中、安室は無人操作機の墜落位置をそらすためカウントダウンが「ゼロ」に
なると同時に車で空中へと飛び出した。
ゼロのタイミングで危険な任務を執行した安室。
まさに『ゼロの執行人』。
こんな感じで、コナン映画のタイトルには伏線が隠されているのです。
ということは。
今回のタイトル『緋色の弾丸』にも、ストーリー上の伏線が隠されているのでしょう。
予想③リニアを指している
引用元:https://www.conan-movie.jp/
『緋色の弾丸』には、真空超電導リニアという乗り物が登場します。上の画像で、左下に移っている車体ですね。
この真空超電導リニアは日本の技術の結晶で、最高時速1000キロメートルを誇るという代物なのですが…
よく見ると、赤く染まっていますよね?
もしかすると、真空超電導リニアこそが『緋色の弾丸』なのかもしれません。
原作の『緋色シリーズ』の由来
2章で紹介した「緋色シリーズ」について、少し補足します。
緋色シリーズのサブタイトルの由来は、『シャーロック・ホームズ』の最初の作品である『緋色の研究』となっています。
つまり。
映画のタイトルである『緋色の弾丸』は、本編の緋色シリーズが由来。
そして緋色シリーズは『シャーロック・ホームズ』が由来なのでしょう。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。