
『ハウルの動く城』では、主人公・ソフィーが呪いをかけられたせいで老婆の姿になってしまいます。
でも、途中で何度か若返るシーンがありますよね。魔女の呪いは解けていないのに、なぜ若返ることができたのでしょうか?
今回は、その理由を紐解いてみました。
ソフィーが若くなるタイミング
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— ミアちゃん@金曜ロードSHOW! 公式 (@kinro_ntv) 2018年8月3日
ソフィーは少女から老婆の姿になってしまいましたが、実はストーリーの途中で、何度も元に戻るシーンがあります。
例えば、ハウルが鳥人の姿で外から戻ってきた時。ハウルがソフィーの寝床をのぞき込むと、ソフィーは少女の姿に戻っていました。
また、ソフィーがハウルをかばっている時も、若返っていましたよね。
つまり、気持ちが若々しい時(気持ちが高ぶった時やリラックスしている時)だけ、ソフィーは若返る(元に戻る)ことができるのです。
でも、弱気だとすぐに老人の姿になってしまいます。
途中で若返る理由は?なぜ急に元に戻る?
荒れ地の魔女がかけた呪いは、ソフィーの気持ち次第で弱まったり強まったりする魔法なのでしょう。
つまりソフィーは、精神年齢がそのまま外見年齢になる呪いをかけられたと考えられます。
荒れ地の魔女がかけた呪いは、ソフィーの気持ちを外見に映し出すものだったのでしょう。
つまり、心が老人になると外見も同時に老けるという嫌な魔法ですね。
ハウルと出会う前のソフィーの性格

ハウルと出会う前のソフィーは、若いのに「長女だから」と言って、ひたすら仕事に励んでいました。
自分は美しくない。
だからパーティーにも行かない。
長女だから、実家(帽子屋)を守るべき。
それこそ人生をあきらめて、おばあさんのような気持ちになっていたのでしょう。
またソフィーは基本的にネガティブなので、荒地の魔女の呪いが効きやすかったのかもしれません。
以下、ソフィーのネガティブ発言を一部紹介します。
「あたしなんか、美しかったことなんか一度もないわ!」
「ごめんね。私、ぐずだから」
「私キレイじゃないし、掃除ぐらいしかできないから・・・」参照元:映画本編より
ソフィーって、あんなに可愛いのに自信がないんですよ。
ソフィーは、魔女の呪いで少女から老人に姿が変わりましたが、それは呪いのせいだけなく、ソフィーの内面にも原因があったのでしょう。
でも最後にはハッピーエンドになるので、めでたしですね。
ちなみに、原作小説の続編でもソフィーは元気にやっています。ハウルとの間には子供も生まれたので、興味がある人は下の記事を読んでみて下さいね。
関連:【ハウルの動く城】ソフィーのその後!原作小説は結婚して子供もいる?
まとめ:ハウルの動く城考察
「ハウルの動く城」では、呪いが解ける前からソフィーが若返る(元に戻る)という不思議な現象が起こっています。
元の姿に戻るのは、ソフィーがリラックスしていたり気持ちが前向きになったりする時。
つまり、若返る理由は、ソフィーの気持ち(内面)が原因だったのでしょう。
ソフィーが「自分にはおばあちゃんの姿がお似合いだ」と思っている時は外見が老けて、逆に若々しい気持ちになっていると、若返るワケですね。
また、ソフィーの「自分は成功しない。まるで老人のよう」という自己暗示も、彼女を老人の姿に縛り付けていた原因だったようです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
=元の姿に戻ったり、若返ったりする(呪いの効果が強い。または、ソフィーが呪いを跳ね返している?)
=おばあちゃんの姿になる(呪いの効果が強い?)