『アナと雪の女王2』のストーリーは前作と比べて複雑ですよね。
エルサの正体やアレンデールの過去など、とにかく追加設定が多い!
さらにあの結末なので「どうしてこうなった」「結末に納得できない」と思った人もいるはずです。
そこで今回は『アナと雪の女王2』について、なぜ”あの結末”になったのか考察してみました。
- なぜエルサに「精霊」という設定をつけたのか
- エルサが”あの結論”に至った理由
- エルサとアナが、離れ離れの生活を選んだ理由
- なぜハッピーエンドじゃないのか?
- 続編はストーリー的にいらないのでは?
皆でアレンデールに戻る選択肢はなかったのか。本当にあれが正しい選択なのか…
管理人がガチで考察してみました。
『アナと雪の女王2』の結末に納得できない理由
『アナと雪の女王2』のストーリー
前作『アナと雪の女王』の結末は、ディズニー映画らしいハッピーエンドでしたよね。
アナの愛で氷は解けて、エルサの悩みも解消!(ハンス以外は)みんな幸せ!
そんな素敵な話でしたが…
『アナと雪の女王2』では一転して、シリアス路線に突入しちゃいましたね(泣)
仲良く暮らしていたのに、エルサは結局ノーサルドラの森に残りました。
”あの結末”に納得できない理由
個人的には、『アナと雪の女王2』の結末がイマイチ納得できないなと思ったんですよ。
映画を見たあとは
「いやいや!皆でアレンデールに帰ろうよ!エルサも帰ろうよ!なんで森に残るわけさ!?そもそも制作スタッフは何故こんなシリアスな話にしたの!?」
と怒涛のツッコミをしました(笑)
口コミを調べてみても、あの結末に納得できない人は少なくないようで…
下のような意見も見つけました。
「エルサの解決策も納得できない。」
「でもやっぱりお話に納得できない」
「アナ雪2は1に比べて内容が難しくなったのと、クリストフが面白い… マジあの時間何だったんだって感じだからクリストフの為に見てほしい… ストーリーの内容には納得できないなぁと思った」
引用元:https://5ch.net/
何が言いたいのかというと「違う結末があったんじゃないの?」って事ですね。
あんな厳しい結末にしなくても、ハッピーエンド路線で良かったんじゃないか…と思ったのは、私だけじゃないはず。
そこで次の章からは、なぜ『アナと雪の女王2』はあのストーリーになったのかを考察していきます。
いきなり結論:あの結末で正解だった
結論としては、あの結末はエルサたちにとって必要だったのでしょう。
ファンとしては納得できないけど、エルサが成長していくために必要なストーリーだった。この一言につきます。
いろいろ考えたのですが『アナと雪の女王2』の結末はスタッフが試行錯誤してようやくたどり着いた結果だと思うのです。
そもそも。
スタッフは最初からあの結末に決めていたワケじゃなく、たくさん用意した中で「これがアナ雪の続編にふさわしい!」という結末を選んだはず。
考え抜いて作られた結果がアレなので、結論としては必要なストーリーかと思います。
エルサ=精霊の設定はいらない?
『アナと雪の女王2』では、エルサ=精霊という新設定がプラスされましたね。
最初に見たときは、この設定が意味不明でした。
エルサ=精霊ではなく「精霊から力を与えられた人間」という設定で良いのでは?と思ったんですよ。
実は精霊そのものでした!という設定には無理があるんじゃないかと・・・
最初はそんな印象でした。
でも、よくよく考えれば「エルサ=精霊」じゃないとストーリー的に矛盾するんですよね。
もしエルサが”精霊から力を与えられた人間”だったとすれば、そこには”選ばれた理由”が必要です。
大勢の人間の中から、エルサ1人だけが選ばれた理由。アナは魔法を使えないのに、エルサだけが魔法を使える理由。
…思いつきませんよね?
一方。
エルサだけが魔法を使えるのは、そもそも彼女が第5の精霊だから。この設定なら辻褄が合います。
またエルサ=精霊という設定なら、アレンデールに王女が2人いる理由もはっきりします。
精霊であるエルサは、いつか国を出てノーサルドラへの森へと還ります。
だから、アナの存在が必要だったのでしょう。
▽エルサの考察はこちら
なぜ続編はシリアスな展開なのか
そもそも、なぜ『アナと雪の女王2』はシリアスな展開になったのか?次はこの点について考えてみました。
結論からいえば、理由は次の3つだと思います。
- エルサというキャラクターについて深く掘り下げた結果、解決されていない問題が山積みだった。
- エルサだけが魔法を使えるという設定に、スタッフが明確な理由をつけようとした。
- 前作よりも壮大なストーリーにするため
- 前作と矛盾がなく、今後続いていくようなストーリーにするため
エルサの過去・性格・トラウマなどを考えれば、まだまだ解決されていない事は多いはず。
そして制作スタッフは「続編では、エルサだけが魔法を使える理由をきちんと描かなきゃ!」と考えていたはずです。
このような理由に折り合いをつけた結果、あのストーリーになったのかなと思います。
特にキャラクターが成長するためには、完全なハッピーエンドではなくシリアスな結末が必要だったのでしょう。
また制作スタッフによると、『アナと雪の女王2』をつくる上で「前回よりも壮大な物語にする」という課題があったそうです。
そのため、前回と同じようなハッピーエンドではなくシリアス路線になったのかもしれませんね。
なぜエルサはアレンデールに生まれたのか?
精霊であるエルサは、なぜアレンデールに生まれたのか?
これは作中で一切説明されていませんが、理由をつけるなら…
アレンデールの王妃が、エルサの両親としてふさわしいから。この説がしっくりきます。
エルサの母親は、精霊と縁が深いノーサルドラの出身。さらに愛情・優しさ・母親としての責任感も兼ねそろえた女性です。
詳しくは下の記事にまとめましたが、本当にすばらしい母親なんですよ。
そんな彼女だからこそ、エルサ(精霊)の母親として選ばれたのだと思います。
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まとめ|納得できないけど必要なストーリー
『アナと雪の女王2』の結末を見て、納得できないと感じた人は多いでしょう。
しかし、キャラクターが成長するために必要なストーリーだったと思います。
また、シリアスで厳しいストーリーになったのは、次の理由があったからだと考察します。
- エルサだけが魔法を使えるという設定を裏付けするため
- エルサやアナが成長するため
- 前作よりも壮大なストーリーにするため
- 前作と矛盾がなく、今後続いていくようなストーリーにするため
前作と矛盾せず、かつ壮大で、さらにエルサ&アナが成長できる…
そんなストーリーを考えた結果、あの結末になったのだと思います。