【映画】伏線回収が気持ちいい!名作をネタバレありで紹介

ラストで全ての謎が解けて、衝撃の事実が明かされる―――

今回は伏線回収が気持ちいい映画をまとめました。

数ある伏線映画の中から、もう1度最初から観たくなるような名作のみをピックアップしています。

ラストを知りたい人は、各章の「ネタバレを読む」のボタンをタップしてください。ただし映画を100%楽しむなら、ネタバレを一切読まずに動画配信サービスやレンタルで視聴するのがオススメです。

カメラを止めるな!

映画のあらすじ

ゾンビ映画の制作中、本当にゾンビが現れた…というストーリーのワンカット映画。しかしこの映画は何かがおかしい。演技は下手だし妙な演出が多く、違和感があるのです。いったい、映画の製作中に何があったのでしょうか?

『カメラを止めるな』は、スタッフが映画をつくり完成させるまでの道のりを描いたストーリー。

低予算・無名キャストで構成された映画にも関わらず、口コミで話題になって爆発的にヒッしました。

感想:伏線回収が気持ちいい!

この映画のすごいところは、脚本がバツグンに上手い点でしょう。

後半からラストにかけての伏線回収は「このシーンの裏側で、こんな事件が起こってたのか」と笑いながら視聴できます。

伏線とアイディアを駆使して、低予算ながらも他所に負けない名作を生み出した。そんな感じの映画です。

「映画って、アイディア次第でこれだけ面白いものが作れるんだな」と思わせてくれました。

まだ見ていない人は、ぜひネタバレを読まずに視聴してみてくださいね。

映画の撮影中、実はトラブルが続出していました。キャストが酔っ払ったりカメラマンが倒れたりと散々な状況で、撮影中止の声も上がりますが…監督は「カメラを止めるな!」と言って、撮影を続行。あの手この手を駆使して、映画の撮影を続けます。詳しいストーリーを知りたい人はこちら

 

シックスセンス

映画のあらすじ

精神科医・マルコムは、元患者に銃で撃たれてしまう。それから1年後、マルコムはリハビリを終えたものの、妻に無視されて冷え切った生活を送っていた。

そんなある日、マルコムは心を閉ざした少年・コールと出会う。コールは幽霊が見える能力”シックスセンス”の持ち主だが、そのせいで周囲から異常者だと思われていた。

マルコムの心を治療するため、コールは手を尽くす。その過程で、自信の心も癒されていったが…

優秀な精神科医・マルコムと、幽霊が見える少年・コールの物語。

冷え切った生活を送っていたマルコムは、少年と過ごすうちに癒されていくのですが…ラストでは、予想できない真実が待ち受けています。

感想:ラストで愕然!

シックスセンスのすごい点は、伏線が伏線だとわからないところ。

ラストまで観てようやく「〇〇とか△△の設定って、全部伏線だったんだ!」と気づく内容なので、ラストはまさに衝撃的。

視聴した後は、叙述トリックを読んだ時のような気持になりました。これもネタバレを読まずに視聴してほしい1作です。

マルコムはすでに亡くなっています。しかし自分が死んでいると気づけず、幽霊となって現世にとどまっていました。コールと会話できていたのは、彼が「幽霊が見える」能力の持ち主だから。そもそも、コール以外の人間にはマルコムの姿さえ見えません。妻はマルコムを無視しているのではなく、幽霊になったせいで見えていなかったのです。

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天気の子

映画のあらすじ

天気の子引用元:https://www.tenkinoko.com/

ヒロイン・陽菜は、他の人にない不思議な能力を持っています。

彼女は100%の晴女。祈りを捧げることで、天気を晴れにすることができる少女だったのです。

その能力を知った主人公・帆高は「天気を晴にするサービス」を作って商売をしようとします。

その結果、いろいろな人たちから依頼が届くのですが…陽菜の能力はノーリスクで使えるものではなく、代償があったのです。

物語の舞台は、天気の調和が崩れた日本。

離島から家出してきた帆高が、東京で不思議な少女に出会うストーリーです。

『君の名は』をつくった新海監督の作品で、2019年夏に公開されて話題になりました。

感想:さすが新海監督

『天気の子』のすごい所は、無駄な設定がない点でしょう。

キャラクターの設定・序盤のちょっとした台詞・ささやかな会話。これら全てに無駄がなく、至るところに伏線が張り巡らされています。

とにかく構成がキレイ。

「さすが新海監督」と言いたくなる作品です。

ヒロイン・陽菜は能力を使った代償として、天に連れて行かれます。陽菜は代償のことに気づいていましたが、皆が「天気を晴れにしてほしい」と望むため、自分を犠牲にしたのです。
しかし、帆高は納得できません。陽菜を連れ戻しに行きます。

 

22年目の告白ー私が殺人犯ですー

映画のあらすじ

22年前に起こった連続殺人事件。警察は全力で捜査したものの、犯人は捕まらず事件は時効になった。

しかしその後「私が殺人犯です」という男・曾根崎が現れる。

曾根崎はマスコミを集めて記者会見を開き、さらに事件の暴露本まで出版する始末。その様子を見て、事件の当事者たちは怒り狂いますが・・・

曾根崎は時効を盾にしているため、どうしようもできません。

世間を騒がせた殺人犯が、突然あらわれて暴露本まで出版するという衝撃的なストーリー。

しかも、犯人を名乗る「曾根崎」は顔立ちの良い好青年だから、マスコミも世間も食らいついて一躍スターのような扱いになります。

感想:まさに怒涛の展開

ストーリーが2点3点し、先が読めない展開です。

「怒涛の展開」とか「どんでん返し」という言葉がありますが、まさにソレ。

そして藤原竜也の演技がすごい。ちょっとオーバーな気もしますが、彼の演技はやはり見ごたえがあり、エンターテイメントに富んでいますね。

「私が殺人犯です」と姿を現した曾根崎。しかし彼は犯人ではありません。殺人犯に婚約者を殺された被害者だったのです。
曾根崎の目的は、真犯人をあぶり出すこと。そのために「犯人のフリをする」という作戦を立てて、マスコミを集めたり暴露本を出版したりしていたのです。

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バタフライ・エフェクト

映画のあらすじ

少年・エヴァンは、時々記憶を失うことがあった。医者からの勧めで日記を書くことにしたが、ある時「自分は過去に戻れる能力を持つ」と気づく。

幼馴染のケイリーを幸せにするため、エヴァンは過去に戻って未来を修正しようとするが…

主人公・エヴァンは、過去に戻って未来を変える能力を持っています。しかし過去を変えたせいで、現在では必ず誰かが不幸になってしまうのです。

感想:超精密につくられたストーリー

今となっては、よく見かけるタイムリープ系の映画。『バタフライ・エフェクト』はその中でも初期につくられた作品です。

主人公・エヴァンは幼馴染との幸せな未来を夢見て、過去を改変するワケですが…

過去を修正したせいで、未来では誰かが不幸になってしまいます。

どこか1か所を直せば別の場所がおかしくなり、その箇所を直すと他が崩れる。過去から未来に至るまでのストーリーが精密に描かれています。

「ジグソーパズルかよ!」とツッコミたくなるくらいに、全てが矛盾なく組み立てられた作品だと思いました。

何度タイムリープしても誰かが不幸なります。みんなが幸せな未来なんて、実現できるはずがなかったのです。選択肢を間違った結果、幼馴染が不幸になったり死んでしまったりするパターンもありました。
結局、主人公・エヴァンは幼馴染を守るために「関わらない」という選択をします。
子供のころにタイムリープし、幼馴染にヒドイ言葉を投げつけ、自分と一生関わらないようにしたのです。

 アヒルと鴨のコインロッカー

大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた……。

引用元:https://www.cinematoday.jp/index.html

伊坂幸太郎の小説『アヒルと鴨のコインロッカー』を実写化した映画。

いわゆる「叙述トリック」を使った作品で、後半で全てがひっくり返されます。

感想:鮮やかな叙述トリック

後半を見てようやく「アレとかソレとか伏線だったんだ」と気づかされるタイプの映画で、伏線回収が秀逸。

伊坂幸太郎さんが原作なだけあり、最後には全てがキレイに繋がります。

映画を観る前は「叙述トリックをどうやって映像化するんだよ…」と思っていましたが、上手いこと映画化されていました。

ミステリー作品におけるルールを破らず、しかも叙述トリックの映像化に成功した貴重な作品。

実は「河崎=ドルジ」。ドルジは河崎のフリをして、犯人に復讐をしました。

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