『本能寺ホテル』のラストシーンで、支配人(風間さん)はエレベーターの中で「何か」を見て驚いていましたよね。しかし、いったい何を見たのかわからないまま、物語が終了しています。
一体、支配人の身に何が起こったのでしょうか?そして、その後どうなったのでしょうか?
今回は、映画『本能寺ホテル』のラストシーンの意味について考察してみました!
※映画を見た人向けの考察なので、ネタバレ祭り状態になっています。ご了承くださいませ。
映画「本能寺ホテル」の感想
まずは映画の全体的な感想ですが、信長役の堤真一さんがイケメンな映画でした(笑)
そして本能寺ホテルの支配人(風間さん)や森蘭丸(濱田岳さん)も、シリアス展開の中で、ちょいちょい笑わせてくれますね。キャストが素晴らしい映画です。
▽公式のあらすじ
倉本繭子(綾瀬はるか)は、ふとしたきっかけで京都の路地裏に佇むレトロな宿“本能寺ホテル”に宿泊する事に。なんとそこは戦国時代に繋がる不思議なホテルだった。
一方、時は1582年。 天下統一を目前に控えていた織田信長(堤真一)は森蘭丸(濱田岳)ら少数の家臣団と共に京都・本能寺に滞在している。冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たち。
そんな時、見慣れない格好の女(繭子)が一人、寺に迷い込んでくる。
その女は、400年後の世界からやってきた現代人。繭子は自身も訳のわからぬまま、信長と京都の町を見物するなど、交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。
やがて繭子は、1582年の迷い込んだその日が「本能寺の変」が起きる前日である事に気づきーーー
引用元:https://honnoji-hotel.com/story/index.html
ストーリー自体は、よくあるタイムスリップ系ですが、エレベーターで現在と過去を行き来するという設定が素敵ですね。
ありがちな設定を、どうやって面白くするのか。これは監督の腕の見せ所だと思っています。
でも、時間を旅するエレベーターって、なんかCMで見た気がしますね。サッポロ生ビールの「大人エレベーター」を思い出した人も多いかと思います。
ラストシーン(最後)の意味とは?
『本能寺ホテル』の最後では、ホテルの支配人(風間杜夫)が、金平糖をボリボリ食べながらエレベーターに乗り、エレベーターの扉が開いた瞬間、「何か」を見て驚いていましたよね。
今回は、このラストシーンの考察をしてみました。
支配人は何をしようとした?
そもそも、なぜ支配人はエレベーター内で金平糖をひたすら食べていた・・・という話ですが、これは主人公(綾瀬はるか)のセリフが原因でしょう。
主人公は途中で「信長に会いに行ける条件は、金平糖なんだよ!」(←うろ覚え)みたいなセリフを言っていたので、支配人も
「金平糖食べながらエレベーターに乗ったら、信長に会えるかも」
という期待を持って、あの行動に出たのでしょう。そのせいか、やたらハイペースで金平糖を貪っていましたよね。
そしてエレベーターの扉が開いた瞬間、支配人の驚いた顔が画面に映し出され・・・そこでストーリーは終了しています。
最後に何を見たのか
ラストシーンで、支配人は一体何を見たのでしょうか?
話の流れから考えると、支配人も「本能寺の変」の数日前にタイムスリップしたと考えるのが妥当でしょうね。
少なくとも、普段とは違う光景が広がっていたはずなんですよ。だって、エレベーターの扉が開いたときに「え!!?」みたいな顔をしていましたから。
もしかすると、主人公と同じように、本能寺の廊下に出ちゃったのかもしれませんね!
とはいえ、エンドロールの後に何も映像がなかったので、支配人がその後どうなったのか、映画内では判明していません。
恐らく「続きはご想像にお任せします」という、製作スタッフからのメッセージなのでしょう。
支配人のその後を想像してみた
という訳で、管理人の「その後」について考えてみました。
もし、支配人が主人公と同じ時間軸(本能寺の変の数日前)にタイムスリップしたのなら、支配人も信長とご対面してそうですよね。
ただし、彼はプロのホテルマンなので、主人公みたいに粗相はしないはずです。よって打ち首案件にもならず、信長や家臣たちに追いかけられることもないでしょう。
主人公は歴史を変えようとしていましたが、支配人さんの方は「歴史を変えちゃまずい」と理解している様子だったので、普通に何もせずそのまま現世に帰ってきそうなイメージがあります。
そして、普通にホテルマン生活を続けていそうだな・・・と思いました。
でも、何をしたって結局のところ、歴史は変えられないのでしょうね。そう考えると、いろいろ考えさせられる内容の映画です。
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