ピクサーの新作『リメンバーミー』。ストーリーだけでなく歌も高評価の映画ですが、原作はあるのでしょうか?
今回は、リメンバーミーのや元ネタや世界観など、見る前に知っておきたいポイントをまとめてみました。
映画リメンバーミーのあらすじ
映画「リメンバーミー」の主人公ミゲルは、メキシコに住む12歳の男の子。ギターの才能があり、ミゲル自身も音楽が大好きです。
しかし、おばあちゃんに音楽禁止令を出されているので、ミゲルはギターを弾けません。
というのも、彼の家では昔「ひいひいおじいちゃんが音楽のために家族を捨てた」という事件があったので、音楽はご法度なのです。
そのため、おばあちゃんは「音楽なんて絶対にダメ!」と、全力でミゲルを止めるワケですね(止め方が結構バイオレンスですが・・・)
そんなミゲルですが、1年に1度の「死者の日」を通じて、死者の国へと迷い込んでしまいます。
死者の国で、ミゲルは以前から憧れていたミュージシャンに会えて大喜びするのですが・・・実は、死者の国には「日の出までに現世に帰らないといけない」というルールがあったのです。
舞台はメキシコで世界観はカラフル!
ファンタジー映画といえば、よくヨーロッパの世界観が使われていますよね。しかし、リメンバーミーの舞台はメキシコです。
そして、主人公が訪れる「死者の国」も一般的な黒のイメージとは違い、賑やかでカラフルな街並みとして描かれています。
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— 映画.com (@eigacom) December 30, 2017
見て下さいよ、このカラフルさ!
街並みもステキですが、ミゲルの足元も光っていて幻想的で、もうスタッフさんがすごい。良い作品を作ってくれてありがとう・・・!
死者の国と聞くと、一般的にはゾンビやおばけがウジャウジャいそうな、不気味な空間を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、リメンバーミーの死者の国はとてもカラフル。
日本のイメージとは真逆ですね!
ちなみに、死者の国はメキシコの”グアナフアト”(ユネスコの世界文化遺産)をイメージしたそうです。一度行ってみたいですね!
それと余談ですが、上の予告画像や設定を見て『ブックオブライフ』のパクリでは・・・と思った人もいるようです。
確かに、設定やモチーフは似ていますね。この点については、下の記事で考察しているので興味がある人は読んでみてください。
➡ 映画リメンバーミーはパクリ?ブックオブライフが元ネタって本当?
キャラ設定は?2人の主人公を紹介
◆ミゲル・リヴェラ
映画「リメンバーミー」の主人公ミゲルは、ギターを弾くことが大好きでミュージシャンを目指しています。そしてギターの才能も天下一品という天才少年です。しかし、家族から音楽を禁じられるという苦境に置かれていて、夢と家族のどちらを取るべきか迷っています。気苦労の絶えない12歳。
◆ヘクター
死者の国に住んでいるガイコツで、リメンバーミーのもう一人の主人公。死者の国に迷い込んだミゲルに、とある願いを託します。
◆ダンテ
ミゲルの隣にいる愛犬。いつもミゲルと一緒にいて、彼の音楽の大ファンです。そして個人的な感想ですが、動きと表情がめちゃくちゃ可愛いです。
原作や元ネタはあるの?
リメンバーミーには原作がありませんが、元ネタはメキシコの「死者の日」という祝日です。
家族や友人が集まって、亡くなった人のことを思い出す日の事ですね。日本で言うと、お盆みたいな感じです。
ただし、雰囲気は日本と全然違います↓
@AnthonyBGonzal stopped by the Plaza De La Familia #PixarCoco Celebration at @Disneyland for a real birthday surprise! pic.twitter.com/WnrMsaTYN1
— Disney•Pixar's Coco (@pixarcoco) September 23, 2017
すごくカラフルですね!お墓にも派手な飾りが付けられるそうです。
そして、よく見るとガイコツに扮した男女がいますが、メキシコでは死者の日にガイコツに仮装したり音楽を奏でたりする習慣があるそうです。
だから、リメンバーミーでもガイコツのキャラクター(ヘクター)が登場するのでしょう。
2003年に「死者に捧げる先住民の祭礼行事」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されたのが、メキシコのお盆にあたる「死者の日」(Dia de muertos)です。毎年10月31日~11月2日の3日間に、故人の魂がこの世に戻ってくるとされ、各家庭に祭壇が設けられたり、先祖の墓を飾り付けたりします。この時期は町じゅうがカラフルな切り紙の旗、楽しく笑うガイコツの人形や、鮮やかなオレンジのマリーゴールドで彩られます。
引用元:https://allabout.co.jp/gm/gc/447069/2/
製作スタッフはミゲルのストーリーを作るにあたり、映画『リトル・ダンサー』を参考にしたそうです。『リトル・ダンサー』も夢と家族の間で葛藤するストーリーなので、言われてみれば設定が似ていますね。
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