【ジブリ映画】世界観やストーリーに繋がりのある作品まとめ

ジブリ作品の繋がり

『ジブリシリーズ』の中には、ストーリーが繋がっている作品があります。

『トトロ』や『もののけ姫』のように世界観に繋がりがあるもの。『耳をすませば』と『平成狸合戦ぽんぽこ』のように、数年後のストーリーを描いたもの。

それぞれ独立した作品かと思いきや、意外な関係性がある点はジブリシリーズの魅力でしょう。

そこで今回は、世界観&ストーリーに繋がりのあるジブリ作品をまとめました。

作品の共通点を知れば、ジブリシリーズをさらに楽しめますよ!

この記事では、映画本編から読み取れる情報を「世界観の繋がり」として紹介しています。ジブリ関連の都市伝説については全否定です。都市伝説が好きな人はごめんなさい。

世界線&ストーリーに繋がりのある作品

『となりのトトロ』と『もののけ姫』のストーリー

トトロ

もののけ姫に登場する「こだま」は、古い樹木に宿る精霊。白い体にハニワのような顔がついた、可愛いキャラクターですよね。

この「こだま」ですが、進化するとトトロになります。

『もののけ姫』の最後のシーンではこだまが1体だけ登場しますが、この子が後のトトロになったのです。

つまり『もののけ姫』は、トトロの先祖を描いたストーリーだと言えます。

白うさぎ
こだま=トトロは、公式の裏設定だよ。

ただし、この設定が生まれたのは『もののけ姫』の制作中。後付け設定です。宮崎監督が『もののけ姫』を制作しているときに

  1. トトロは森の奥に昔から住んでいる
  2. 『もののけ姫』の森にいないのはおかしい
  3. そうだ、コダマ=トトロにしよう

という発想に繋がったそうです。進化過程が気になりますね!ちなみにトトロは子供向け映画に見えて、かなり奥深い作品です。いろいろと考察の余地があります。

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「耳をすませば」と「平成狸合戦ぽんぽこ」

平成狸合戦ぽんぽこ

『耳をすませば』と『平成狸合戦ぽんぽこ』は、同じ街が舞台だと思われます。

というのも。

『耳をすませば』のオープニングで映された街の夜景と、『ぽんぽこ』のエンディングで映された都市の夜景。

この2作品に登場する”夜景”がそっくりなのです。

巨大ビルの位置も同じなので、同じ街が舞台になった可能性は高いでしょう。

白うさぎ
著作権の問題で、夜景の画像は掲載できないよ。

時系列的には『ぽんぽこ』が先で、その後のストーリーが『耳をすませば』。

『ぽんぽこ』で多摩丘凌が開発され、その後で建てられたのが多摩ニュータウン。

そして完成した多摩ニュータウンにマンションが立てられ、そこに住んでいるのが『耳をすませば』の主人公・雫です。

『ぽんぽこ』と『耳すま』の共通点
この2作品には、多くの共通点があります。例えば『ぽんぽこ』で建設中だったコンビニは『耳をすませば』で完成していて、主人公・雫もこのコンビニを利用していました。
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同じキャラクターが登場する作品

『耳をすませば』と『猫の恩返し』

本と言葉

『耳をすませば』と『猫の恩返し』は原作者が同じなので、ストーリーの繋がりも多々あります。

なんと『猫の恩返し』は、『耳をすませば』の主人公・月島雫が書いた小説。

今までのジブリ映画には無かった設定ですね。

『耳をすませば』で登場したバロンたちが、『猫の恩返し』では主要キャラクターとして登場します。

2作品における共通キャラクター
  • バロン
    『耳をすませば』では猫の人形として描かれている。なお、雫の妄想にも登場した。
    『猫の恩返し』では猫の男爵として登場。本名はフンベルト・フォン・ジッキンゲン。英国紳士のような恰好をしたイケメン猫で、猫の事務所を経営している。
  • ムーン(ムタ)
    『耳をすませば』では、ごく普通の猫。ただし太り気味でふてぶてしい。
    『猫の恩返し』ではビッグサイズの喋る猫。ちょっと乱暴者で、過去には色々やってたらしい。あだ名はムタで、本名はルナルド・ムーン。

猫の人形だったバロンが、『猫の恩返し』では猫の男爵に。

しかも紳士的なイケメン猫なので、バロンにときめいた女性ファンも多いでしょう。

宮崎さんからお話を頂いた後、考え始めた時に、バロンは「耳をすませば」の世界にしかいない。だけどその世界で描いちゃうと、雫や聖司が出てくるのかなって観る人が期待しちゃうんじゃないかと思ったんです。
それはちょっと嫌だったので、雫が書いた話にしたんです。
雫は中学生の時にバロンの話を書いたけど力が及ばなかった。
でもその後、勉強して、またきっと書き直すに違いないと思っていましたから。

引用元:猫の恩返し (ロマンアルバム) 』より

白うさぎ
つまり、スピンオフ作品だね。

ススワタリは『トトロ』と『千と千尋の神隠し』に登場

『となりのトトロ』に登場するススワタリ。

真っ黒な丸い体をしたキャラクターで、メイには「まっくろくろすけ」と呼ばれています。

ススワタリは『千と千尋の神隠し』にも登場し、こちらでは釜爺の部下(?)として石炭を運ぶ仕事をしています。

関連:【千と千尋の神隠し】ハクの”本当”の最後は?結末はどうなった?

白うさぎ
ススワタリの食事は金平糖だよ。かわいいね。
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【補足】都市伝説サイトのデマ情報について

読書

ネットを調べたところ、『千と千尋の神隠し』と『火垂るの墓』の世界に繋がりがあるという説を発見しました。

ただし内容を確認したところデマだったので、この場で否定しておきます。

白うさぎ
ちなみに、情報元はジブリの都市伝説サイトだよ。

『千と千尋の神隠し』に節子が登場するという嘘情報

噂の元になったのは『千と千尋の神隠し』の後半シーン。

千尋が電車に乗ったとき、沼原駅のホームで顔のない女の子が一人ぽつんと立っていました。

女の子の画像は(著作権的に)掲載できませんが、以下のような特徴があります。

顔のない女子の特徴
  • 髪形はおかっぱ
  • 赤いスカートで昭和っぽい服装
  • 顔も手足も真っ黒
  • 顔は黒で塗りつぶされている

都市伝説のサイトによると、この女の子は『火垂るの墓』の節子で、節子は先に亡くなったので兄・清太が来るのを1人で待っているとの事ですが…

これ、完全にデマですよ。

だって節子と清太は『火垂るの墓』のラストシーンで再会していますから。

映画の最後で、2人の幽霊が山奥で暮らしているシーンが描かれています。

詳しくは『火垂るの墓のラストのビルの意味は?』という記事で紹介しているので、気になる人は読んでみて下さいね。

まとめ

まとめ1
ストーリー&世界観の繋がり
  1. 『トトロ』と『もののけ姫』
    ⇒こだまがトトロに進化した。つまり同じ世界観。
  2. 『耳をすませば』と『ぽんぽこ』
    ⇒同じ街が舞台。ぽんぽこの数年後のストーリーが『耳をすませば』
  3. 『猫の恩返し』と『耳をすませば』
    ⇒雫が書いた小説が『猫の恩返し』
  4. 『トトロ』と『千と千尋の神隠し』
    ⇒どちらにもススワタリが登場(ただし同じ世界かどうか不明)

上記のパターンは、ストーリー&世界線に繋がりがあります(ただし④以外)

特に『耳をすませば』と『ぽんぽこ』は明らかに続編として描かれているので、共通する部分も多く見られます。

白うさぎ
ジブリ作品って”小ネタ”が多いよね。

繋がりを意識しながら映画をはじめから見れば、また違った楽しみ方ができそうですね。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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