ピクサーの新作『リメンバーミー』が話題になっていますね!
音楽が大好きな少年が ”死者の国” に迷い込み、そこで偉大なミュージシャンだった高祖父(ひいひいおじいちゃん)を探す・・・という設定なのですが、音楽もステキで、私は予告を見ただけで感動してしまいました。
しかし、ネットを調べると「ブックオブライフのパクリでは?」という コメントがちらほら見られます(汗)
なぜ、リメンバーミーはパクリと言われているのでしょうか?そもそも、本当にパクリなのでしょうか?
気になったので調べてみました!
映画『リメンバーミー』のストーリー
Hey SF! Join @PixarCoco co-director/screenwriter @AdrianTheMolina and the voice of Miguel, @AnthonyBGonzal for #TodayAtApple at 6 p.m. in Union Square! More info: https://t.co/CsljvS4q67 pic.twitter.com/CDgBBjqOGl
— Disney•Pixar's Coco (@pixarcoco) December 4, 2017
映画リメンバーミーのがいこつの名前と正体は?声優や設定まとめ
天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。
ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。
ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。
引用元:https://eiga.com/movie/84135/
ストーリーを簡単に説明すると、ミュージシャンになりたい少年「ミゲル」が、死者の国へと迷い込んでしまうという話ですね。
「家族の絆」を描いたピクサーの長編映画で、キャッチコピーには「それは、時を超えて家族をつなぐ、奇跡の歌」という素敵な文章が使われています。
キャッチコピーだけで感動する・・・!
個人的には、予告動画の「家族がどれほどあなたを愛しているか、忘れないでね」という名セリフが印象的でした。!
ピクサーの監督と元ネタ
映画リメンバーミーでは、『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチが監督を務めます。アンクリッチ監督は、アカデミー賞を受賞したスゴイ方なんですよ。
ちなみに、製作総指揮はジョン・ラセター。製作はダーラ・K・アンダーソンが担当します。『トイストーリー3』のタッグが映画を作ったので、かなりの良作が出来上がりましたね!
また、この映画はメキシコの祝日「死者の日」を元ネタとしています。
「死者の日」は死者を悼むためのもので、日本で言うお盆にあたるそうです。ただし、日本とは違ってカラフルで陽気なお祭りですけどね(笑)
【リメンバーミーのポイント】
舞台:メキシコの死者の日
テーマ:家族愛
➡ 映画リメンバーミーの元ネタと原作は?世界観やキャラ設定まとめ
ブックオブライフと比較してみた
リメンバーミーのあらすじや設定については、大体わかってもらえたかと思います。それでは、次に「リメンバーミーの元ネタでは?」と言われている「ブックオブライフ」という映画について見ていきましょう!
ブックオブライフとは?
引用元:https://www.amazon.co.jp
ブックオブライフも、リメンバーミーと同じく「死者の日」を題材にした映画です。
主人公マノロが、世界を冒険するストーリーで、メキシコ人の生死観、死後の世界観などを描いた作品となっています。
【ブックオブライフの基本情報】
- 映画タイトル:ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~
- 公開日:2014年10月17日
- 監督:ホルヘ・グティエレス
キャラクターの雰囲気は、どことなくリメンバーミーと似ていますね。どちらも3Dアニメですし、背景のカラフルな街並みも近い気がします。
あらすじ
闘牛士の息子マノロは、牛を殺すことがイヤで本当は音楽家に憧れていた。
彼には、軍人の息子ホアキンと町を守る将軍の娘マリアという幼馴染がいて、3人はいつも一緒だった。そして、いつしかマノロもホアキンも美しいマリアに恋をしていた。
あるメキシコの祭日<死者の日>、神々が3人を試す賭けをする。その悪戯に翻弄され、マノロは毒蛇にかまれて死んでしまうのだった・・・。本当の自分、そして真実の愛を求めて数奇な冒険が動き出す!!
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=SUcwCVCKLbQ
2つの映画の共通点は?元ネタが同じ?
映画リメンバーミーの歌詞の意味は?日本語(エンディング)の歌手は誰?
リメンバーミーとブックオブライフは、同じ題材を扱っている映画ですね。どちらもメキシコが舞台で、死者の日が元ネタになっています。
【2つの映画の共通点】
- 舞台がメキシコ
- 死者の日が題材
- 主人公は音楽が好き
- 映画の街並みや雰囲気が似ている
つまり、題材が同じで雰囲気も似ている。これがパクリ疑惑の原因っぽいですね。
ただし、ブックオブライフは冒険譚で、「真実の愛」がテーマのダークファンタジーです。
一方、リメンバー・ミーは「家族愛」がテーマの正統派ファンタジーなので、方向性は全然違っていますよね?
また、リメンバーミーの町並みのイメージとして参考にしたのは、メキシコの州都グアナフアトです。ブックオブライフではありません。メキシコを舞台にしたのですから、町並みや雰囲気が似るのは、自然なことでしょう。
もちろん結末も違いますし、この辺りは大きな差があるかと思います。
パクリ疑惑を検証!似てるのはなぜ?
リメンバーミーとブックオブライフは、どちらも「メキシコの死者の日」が題材の映画です。
もし、同じテーマを扱った映画が全て「パクリ」と定義されるなら、リメンバーミーはブックオブライフのパクリという事になるのでしょう。
とはいえ、映画のテーマが被ることってよくありますよね?世の中にはたくさんの映画があるのですから、テーマが被る事なんて珍しくも何ともありません。
そのため、個人的には、パクりというレベルではないと思いました。
似ている部分は多いですけどね(;´∀`)
あえて言うなら、リメンバーミーはブックオブライフを子供向けのファンタジー映画に作り直した感じです。
また、映画雑誌によると、製作スタッフには参考にした映画がいくつかあるようです。もしかすると、ブックオブライフも参考にしたのかもしれませんね。
(ちなみに、参考にした映画のうち1本は『リトルダンサー』だったそうです)
そもそもパクリにメリットはあるのか?
そもそも、ブックオブライフは良作で高い評価を得た映画です。そして、知名度もかなり高いわけですよ。
そんな映画と似た作品を作るとどうなるのか?
ピクサー側のスタッフは、ブックオブライフが好きな人から「パクリだ!」とバッシングされますよね。それはピクサー側だって理解しているはずです。
パクリとは言われなくても、少なからず比較はされる事態は予測できるでしょう。
ということは、リメンバーミーの監督には「題材が同じでも描きたいストーリー」があったんじゃないかな・・・ と思います。
つまり、設定がかぶってパクリ疑惑をかけられても、それでも作りたい映画だったのでしょう。
というか私が映画監督なら、知名度の高い作品ではなく、別ジャンルの マイナー作品からパクります。その方がバレにくいので(笑)
まとめ
リメンバーミーとブックオブライフは、主人公の設定や世界観がよく似ていました。どちらも舞台がメキシコで、死者の日が元ネタなので、いろいろと被るのは仕方がありませんね(汗)
それぞれの映画はテーマ(方向性)が違いますし、個人的にはパクリというほどでは無いと思いました。ブックオブライフに感動した人が、同じ題材でファンタジー映画を作ったら、リメンバーミーみたいな感じになるのかな・・・という印象です。
(これをパクリと判定するかどうかは、人によって意見が分かれそうですが)
デルトロ監督じゃないよ
ご指摘ありがとうございます!デルトロ監督は、この映画ではプロデューサーですね(゚Д゚ )!!
ひどい記述ミスをしてしまいました・・・
別れるじゃなくて分かれるね
それとブックオブライフは家族愛も描いてますよ
リメンバーミーとブックオブライフが同じ題材だからと言って、ここまで設定が類似している事を仕方ないで済ますのはどうかと思います
コメントありがとうございます(^^♪
22時さんのように、「リメンバーミーとブックオブライフが似すぎている!」いう人は多いですね。
実を言うと、私もストーリーを聞いた時点では「随分、堂々とパクるな・・・」と思っていました(笑)
ただ、総合的に見たらどうなのか・・・と考えると、私は「パクリというほどじゃない」という結論になったので、その辺を察していただければと思います。
映画に限らず、たくさんの作品を作っていると、奇跡的な被り方をすることって偶にあるので(^^;)