ホラー映画『シライサン』が2020年1月10日から公開スタートしました!
本作品に登場する『シライサン』は名前を知った人のところに現れる都市伝説です。しかも、目をそらせば殺されてしまいます。
非常に恐ろしいシライサンですが、この都市伝説は本当に存在するのでしょうか?気になりますよね。
そこで今回は、映画について
- シライサンの都市伝説は実話か
- 原作になった都市伝説
- モデル&元ネタは存在するのか
を調べてみました。
映画『シライサン』のあらすじ
映画「シライサン」ポスタービジュアル
2020年1月10日公開#シライサン pic.twitter.com/X82VpcT3Nc
— 稲葉友 (@lespros_inaba) September 18, 2019
親友の突然の死のショックから立ち直れない女子大生・瑞紀(飯豊まりえ)は、弟の変死に直面した少年・春男(稲葉友)と出会う。眼球が破裂し、何かに怯えたように死んでいった彼らの死の真相を探るうちに、二人は理解を超えた戦慄の真実に突き当たる。そして、その名を知ってしまった彼らもまた“シライサン”の呪いに巻き込まれていく。
引用元:https://shiraisan.jp/
主人公・瑞紀と春男は、怪死事件を調べていくうちに『シライサン』の存在へとたどり着く・・・
ホラー系のよくあるストーリーですね。
そしてお約束どおり、理不尽にも呪いに巻き込まれてしまいます。
ちなみに、2020年2月に公開される映画「犬鳴村」も都市伝説をテーマとしています。
詳しくは下の記事にまとめたので、ホラー好きな人はチェックしてみてくださいね。
シライサンとは?都市伝説は実話?
都市伝説の内容
- 目が異様に大きい女で捕まると死ぬ
- 「私を知ってるやつを追いかける。そして殺すんだ」と言う
- 目をそらしたら死ぬ
- 見ている間は近づいてこない
- 鈴の音とやってくる
薄暗い通りを歩いていると、鈴の音が鳴り異様に目の大きな“それ”が近づいてきて、自分の名を知っている者を次々と襲う。新たな標的は、この怪談を聞いて“その名”を知ってしまった者たちだ-。 最初は、誰もが“ただの怪談話にすぎない”と思った。しかし“シライサン”はその話を知った者のすぐそばにいて、命を奪う機会を虎視眈々と狙っている…
引用元:https://shiraisan.jp/
実話かフィクションか
結論から言えば、『シライサン』という都市伝説は存在しません。
監督・安達 寛高さんによる完全オリジナルホラーです。
原作なしで、もちろん実話とは関係ありません。
とはいえ、シライサンと似た設定の都市伝説や怪談ならあります。
シライさんのように「名前を知っただけでアウト」とまではいきませんが
- この話を聞くと妖怪が出現する
- 名前を呼ぶとアウト
というホラー話はよく聞きますよね?
そこで次の章では、『シライサン』と似た設定の都市伝説を探してみました。
都市伝説の元ネタ&モデルを考察
元ネタ考察①存在を知るとNG!な都市伝説
シライサンは名前を知った人のところに訪れる(という設定の)都市伝説です。
まずは、この設定と似た都市伝説がないか探してみました。
※ホラーが苦手な人のために、詳細は省いています。
テケテケ
下半身のない妖怪(または亡霊)。テケテケの話を聞いた人のところには3日以内にテケテケが現れます。
ババサレ
ババサレの話を聞いた当日の夜、開けた覚えの無い窓が開いていて、窓の外を見ると老婆が立っています。
カシマさん
女性だったり男性だったりと、名前や姿は諸説あります。どの都市伝説でも「話を聞いた人のところに数日以内に現れる」と言われています。
「名前を知っただけで妖怪に遭遇する」という都市伝説は少ないですが、「話を聞くとアウト」という都市伝説(または怪談)は山ほどあります。
いわゆる感染系のホラー話ですね。
どのパターンも、うっかり話を聞いただけで呪われるので理不尽ですね!
ちなみに、上記の都市伝説や怪談は地方・年代によっていろいろなパターンがあります。
気になる人はネットで検索してみてくださいね。都市伝説のタイトルを検索すれば、トップに表示されます。
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元ネタ考察②目が異様に大きい妖怪
シライサンの特徴その2は「目が異様に大きい女」という点。
そこで、体の一部が異常に大きい妖怪を他にも探してみました。
例:口裂け女
⇒口だけ異常に大きい(というか裂けている)
例:八尺様
⇒身長が2メートル超と異常に高い
その他、顔だけビッグサイズ・黒目が大きい・頭だけ大きいなどいろいろあります。
ベースは人間だけど体の一部が変質している妖怪は、かなり多いのではないでしょうか?
まとめ:シライサン考察
都市伝説の元ネタやモデル
シライサンは、監督&脚本の安達 寛高さんによる映画オリジナルの都市伝説です。原作はありません。
また、既存の都市伝説で完全に一致するストーリーはありませんでした(管理人の調べた限りでは)
ただし、似た設定は多数
とはいえ、シライサンと条件が似ている都市伝説(妖怪?)はかなり多いようです。
その中には、元ネタ(モデル)として使われていそうなものもありました。
これは管理人の考察ですが、『シライサン』はいろいろな都市伝説の怖い要素を寄せ集めて、新たに作り出された恐怖の象徴なのかもしれませんね。
補足:監督「乙一」の小説はいいぞ!
映画『シライサン』の監督は、安達 寛高さん。
彼は小説家「乙一」としても活動していて、独特な世界観を描くのがとても上手な作家さんです。
ミステリ・ホラー系だけでなくハートフル系まで幅広い文章を書く作家さんで、かくいう管理人も大ファン。
一度あの世界観につかったら、しばらく抜け出せなくなるレベルで面白いですよ。