今回は映画『ファンタスティックビースト』のストーリーについて、詳しく解説してみました。「ストーリーが意味不明」「最後まで見たけど、趣旨がよくわからない」という人の役に立てたら嬉しいです。
ちなみに、この記事は1章のストーリー解説が中心です。『ファンタスティックビースト2(続編)』の解説については、こちらの記事を読んでみてくださいね。
ファンタスティックビーストのあらすじ
あらすじ
魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者──。
世界中を旅しては魔法動物を研究し、不思議なトランクの中に保護している。
ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、ひょんなことから自分のトランクが普通の人間(ノー・マジ)のトランクと入れ替わってしまう!
トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に!
そこで出会う仲間たちや奇想天外な魔法動物とともに、ニュートの新しい冒険が始まる!
引用元:https://www.amazon.co.jp/
舞台は1926年のアメリカ。当時のアメリカでは、「謎の黒い影」が建物を破壊するという事件が続いていました。
そんな状況の中、とある理由からニュート(主人公)はアメリカを訪れるのですが・・・ニュートは魔法生物を逃がしてしまい、アメリカの街中が大混乱になってしまいます。
時代設定を詳しく説明
『ファンタスティックビースト』の時系列は、ハリーポッターより前の時代。時期的には、ダンブルドア先生が若かった頃のストーリーですね。
時系列や時代設定はこちらの記事で詳しく解説しているので、先にそちらを読んでおくと、この先の説明がわかりやすくなります。
ストーリーがよくわからない人向けに詳しく説明
以下、『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』のネタバレです。ストーリーをできるだけ簡単に、詳しく解説していきます。
「映画をラストまで見たけど、意味不明(よくわからない)だった」と言う人は、参考にしてみてくださいね。
ただし、この記事で解説・説明しているのはストーリーの要点のみです。本編をまだ見ていない人は、先に視聴することをオススメします。
解説①冒頭~脱走騒ぎまで
ニュートのアメリカ来訪
(.• ө •.) ニフラー登場!
長い鼻で穴を掘るフワフワした黒い動物。イギリス産。キラキラ光るものが大好きなので、小鬼が宝堀りのためによく飼っている。 #ファンタビ実況 pic.twitter.com/CHfsHOiWmX— 『ファンタスティック・ビースト』公式 (@fantabi_jp) 2017年4月21日
主人公のニュート=スキャマンダーは、アメリカのニューヨークに訪れます。しかし、到着早々に、彼のトランクの中から魔法生物が逃げ出してしまいました。
おまけに、逃げた魔法生物を捕獲する際に、一般人(魔法が使えない人間)であるジェイコブを巻き込んでしまうのです。
アメリカでは魔法生物の飼育はNG。まして、一般人に魔法の存在を知られるのもNG。魔法を見られた場合は、忘却術で記憶を消さなければならないのですが・・・
ジェイコブは、ニュートが忘却術をかける前に逃走してしまいます。
魔法生物が逃走
事件はこのままでは終わりません。ジェイコブが逃走するときに、彼とニュートのトランクが入れ替わってしまったのです。
ニュートのトランクには、たくさんの魔法生物が入っています。しかし、何も知らないジェイコブは、トランクの蓋を開けてしまい・・・
アメリカの街中に、魔法生物が解き放たれてしまいました。
逃げた動物たちは、スケート場で暴れたり、宝石店にしのびこんだりと、やりたい放題。逃げた魔法生物を回収するために、ニュートとジェイコブはニューヨークの街中を探し回ります。
ニュートとジェイコブは、魔法生物を1匹ずつ捕獲していくのですが、その度に建物が破壊されます(笑)
一般人のジェイコブは振り回されっぱなし(もはや怒っていいレベル)ですが、ニュートとジェイコブの間には友情が芽生えます。
解説②黒い影の襲撃
ついに被害者が
ニュートとジェイコブが、魔法生物の捜索をしている最中。
アメリカでは、何者かによって人間界の議員が殺害される事件が起こります。
しかも、「議員が死んだのは、魔法生物の仕業だ」という濡れ衣により、ニュートとジェイコブは牢獄に囚われてしまうのです。
事件の真相を詳しく説明
しかし、議員を殺したのは魔法生物ではありません。
真犯人は、「オブスキュラス」という黒い影です。冒頭で解説した、アメリカで建物の破壊を繰り返している影ですね。
解説③ニュートの処刑
事件の犯人は、オブスキュラスという黒い影。
冤罪ですが、ニュートと ”ティナ” (ニュートを逮捕した女魔法使い)には、死刑判決が出されます。
ジェイコブは釈放されたものの、ニュートとティナは処刑場に連れて行かれます。
しかし!ニュートは優秀な魔法使い。魔法生物を使ってティナを助け出し、処刑場から逃走。2人のあとを魔法使いたちが追いかけてきますが、ニュートは片っ端から倒していくのです。
途中でクイニー(ティナの妹)も助けに来てくれるので、全員無事に建物から脱出しますが・・・
ニュートは身の潔白を証明しない限り、死刑囚のままです。というわけで、ニュートたちは全ての魔法生物を回収しに行きます。
解説④黒い影の正体と名前
黒い影の暴走
全ての魔法生物を捕まえた、ニュートたち。これで、万事解決・・・とはいかず、ニューヨークでは引き続き事件が起こっていました。なんと、黒い影が暴走しているのです。そのせいで、街中は壊滅状態。
詳しく説明すると?
黒い影の正体(名前)は、”オブスキュラス” という不安定な闇の力。魔法使いが自分の力を抑圧した結果、生まれてしまうそうです。
黒い影を生み出したのは、義母から虐待を受けていた少年。
少年は、信じていた相手に裏切られたショックで、自身の力を制御する気がありません。そのため、黒い影は破壊を繰り返します。
ティナは、宿主の少年を説得することで、黒い影の暴走を止めようとしますが・・・
現場に駆けつけた魔法使い(役人?)が、宿主の少年を魔法で射殺したため、黒い影も消滅しました。
解説⑤ラストで全員の記憶を消去
事件は収まり、少年をそそのかした魔法使いも逮捕。
しかし、街の被害は大きく、多くの一般人に魔法の存在を知られてしまったのです。
「さすがに、住人全員の記憶を消すのはムリ」と、誰もが思ったその時。
ニュートは、魔法生物(巨大な鳥)を使って、ニューヨークの町に「忘却の薬が含まれた雨」を降らせたのです。
この雨が降ったことで、みんなの記憶をちゃんと消すことができました。魔法が使えない、一般人の記憶も。一緒に冒険した、ジェイコブの記憶も。雨により、全てが消えます。
意味不明?ストーリーがよくわからない理由
『ファンタスティックビースト』のストーリーは、シンプルでわかりやすい内容です。
とはいえ、口コミを見ると「ラストがよくわからない」とか「意味不明」というコメントも少なくありません。
その理由ですが、伏線や細かな描写が多い映画なので、ぼやーっとしながら見ていると理解しにくいのかな・・・と思います。
ストーリー全体はシンプルで筋が通っていますし、意味不明ではありませんよ。
また、『ファンタスティックビースト』は続編ありきの作品なので、あえて謎を残している部分も多いのでしょう。あの黒い影とか、2作目以降でも再登場しそうですよね(笑)
そのため、ラストシーンで謎が残っていて、スッキリしなかった人もいるのかもしれません。
ちなみに、第2章「黒い魔法使い」では、ハリポタシリーズで登場したナギニも出てくるので、ファン必見ですよ。