ホラー映画となると、よくあるのが実話をベースにした設定でしょう。
2018年に大ヒットしたホラー映画『IT』も、実在する殺人鬼をモデルにしたそうです。
では、『チャイルドプレイ』に登場するチャッキー人形にも、モデルや元ネタがいるのでしょうか?
あの殺人人形は実在するのか。
そもそも、チャイルドプレイは実話なのか。
気になったので調べてみました。
チャッキー人形は実話?本当に実在する?
結論から言えば、チャッキー人形は実在しません。
チャイルドプレイの作者がつくった架空の存在です。
ただし、『チャイルドプレイ』のインスピレーションとなった物はあります。
チャッキーのモデル・元ネタとなった
呪いの人形
実在した殺人鬼
社会現象
などなど・・・
次の章では、元ネタについて詳しく解説していきます。
実在した!チャイルドプレイのモデル
『チャイルドプレイ』は架空のストーリーですが、実は元ネタになった人物や物があります。
この章では、3つの元ネタを紹介します。
元ネタ①チャッキー人形の原型
チャッキーのモデルは “ロバート・ザ・ドール” だと言われています。
“ロバート・ザ・ドール”は20世紀初頭につくられた人形。普通の人形ではなく、黒魔術で呪われているなどの噂があるのです。
ロバート人形の持ち主である”ロバート・ユージーン・オットー”によれば、彼が子供の頃、家族はロバートに取り憑かれていたのだとか…
ちなみに、この事件の詳細は下の記事で解説しています。
やや怖い事件なので、苦手な方は閲覧注意。
元ネタ②チャッキーの本名
2019年に公開されたリブート版『チャイルドプレイ』。
本作におけるチャッキーは、AIを搭載した人形という設定ですが・・・
1980年代に公開されたオリジナル版は設定が違います。
オリジナル版は、人形に殺人鬼のタマシイが乗り移ったというストーリーで、殺人鬼の本名は“チャールズ・リー・レイ”。
そして、この殺人鬼の名前には元ネタがあります。
なんと、実在する3人の凶悪殺人鬼が由来なのです。
チャールズ・マンソン。
リー・ハーヴィー・オズワルド。
ジェームズ・アール・レイ。
3人の名前をくっ付けると、チャッキーの本名”“チャールズ・リー・レイ”になります。
以下、由来となった殺人気についてカンタンにまとめました。
◆チャールズ・マンソン:アメリカのカルト集団マンソンファミリーの指導者。1960年代に実在した。
◆リー・ハーヴィー・オズワルド:アメリカ合衆国の大統領ジョン・F・ケネディを殺害したとされるスナイパー。
◆ジェームズ・レイ:はマーティン・ルーサー・キングJr(キング牧師)を殺害容疑で捕まった人物。
元ネタになった3人は、有名な事件に関わっていますね。
元ネタ③背景にはキャベツ畑人形も
「キャベツ畑人形」は1983年ごろに大ブームとなった人形。顔・服装・髪型などの違いで6000種類以上あり、話題になりました。
そんなキャベツ畑人形も、『チャイルドプレイ』の元ネタの1つです。
「ロバート」人形の他にチャッキーの直接的なインスピレーションとなったのは、80年代に一世を風靡した「キャベツ畑人形」。脚本を担当したドン・マンシーニは、『チャイルド・プレイ』の執筆当時を振り返り、「殺人人形は使い古された物語だった」と話しています。しかし、キャベツ畑人形の流行と、やっとの思いで手にした人形が持ち主を攻撃するというストーリーが、観客にとって身近な恐怖となり、ヒットに繋がったのです。
引用元:https://news.ameba.jp/entry/20131126-564
チャイルドプレイの原作
チャイルドプレイには原作がありません。
映画の原案・脚本を書いた”ドン・マンシーニ”によるオリジナル作品です。
まとめ|実在する元ネタについて
『チャイルドプレイ』に登場する殺人人形チャッキー。
チャッキーは架空の存在ですが、モデル・元ネタは実在します。
①呪われた人形ロバート:チャッキーのモデルと言われる
②キャベツ畑人形:『チャイルドプレイ』の直接的なインスピレーション
③実在する3人の殺人鬼:チャッキー(オリジナル版)の本名の元ネタ
『チャイルドプレイ』が大ヒットした裏側には、いろいろな仕掛けがあったようですね。