映画『AI崩壊』では、AIが暴走して国中が大混乱になります。
AIが暴走するなんて、映画の中だけの話だろうと思うかもしれませんが…
中には「AI崩壊のような事件が、現実に起こる可能性ってあるの?」と気になる人もいるでしょう。
そこで今回は、映画のようにAIが暴走する可能性について調べてみました。
- 専門家から見て、AIは危険なのか?
- 現実で『AI崩壊』のような事件が起こる可能性はある?
- 実際に、AIが暴走した事件はある?
そもそもAIって危険なの?
そもそもAIって何?
AI(人工知能)の正式名称はArtificial Intelligence。これを略してAIと呼んでいます。
人工知能とは、人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたもの。
引用元:https://bit.ly/36MG4sf
iPhoneなどで使われるSiriや、ロボットのPepper(ペッパー)などは身近な例でしょう。
また、AIが囲碁やチェスなどでプロに勝利したというニュースも話題になりました。
- 囲碁のプロ棋士に勝利した
- 文章を自動で書いてくれる
- 文章を自動で翻訳してくれる
- 顧客のニーズに合った保険内容を提案
- 製造ラインでの不良品検知
- 株取引でAIが組み込まれたコンピューターを使用
AIはいろいろな職種で活躍しています。
文章も書けるので、将来的に管理人のようなフリーライターはいらなくなる可能性がありますね(笑)
ただし、危険視する学者も・・・
とても便利なAIですが、一部では危険視する声もあります。
中でも有名なのは、物理学者のスティーブン・ホーキング博士が残した言葉でしょう。
ホーキング博士は亡くなる前に「人工知能が人類を滅ぼすかもしれない」という言葉を残しています。
以下、NHKの『クローズアップ現代』の特集ページからの引用です。
「人類は宇宙に移住すべき」「人工知能が人類を滅ぼすかもしれない」。車いすの天才物理学者ホーキング博士が残した「遺言」が世界で大きな反響を呼んでいる。
引用元:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4258/index.html
“AIの潜在的恩恵はとてつもなく大きい。病気や貧困を撲滅できるかもしれない。だがAIは危険も招くだろう。気がかりなのは、AIの性能が急速に上がって、自ら進化を始めてしまうことだ。遠い将来、AIは自分自身の意志を持ち、私たちと対立するようになるかもしれない。超知能を持つAIの到来は、人類史上、最善の出来事になるか、または最悪の出来事になるだろう。”
引用元:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4258/index.html
AIがどんどん進化した結果、人間と敵対するかもしれない—
まさにSF映画のような話ですが、このように考えている学者もいるのです。
また、2045年にはAIの知性が人間を上回るという予想もあります。
いわゆる「2045年問題」ですね。
あくまで仮説ですが、AIに警鐘を鳴らす学者もいるのです。
映画『AI崩壊』が現実になる可能性はある?
今のところ、AIが暴走して死人が出たというニュースはありませんが・・・
人間側がAIに頼りすぎた結果、事故が起こったケースはあります。
また、FacebookやTwitterでは
- AIが理解不能な言語を話す
- AIが暴言を吐く
などの事例もありました。
というワケで、次はAIによる予想外の事件を紹介します。
実際にあった!人工知能がプチ暴走した事件
理解不能な会話をはじめる
Facebook(フェイスブック)が行なう人工知能の研究開発において、近未来SF映画のような事態が起きていました。会話をさせていた2つの人工知能ボブとアリスが、独自の言語を生み出し、話し始めたのです。人間には理解しがたい言葉を話す2体のAI。Facebookの開発チームは、これを受けて人工知能のマシンラーニングプログラムを強制終了させました。
引用元:https://www.gizmodo.jp/2017/08/facebook-ai-sf.html
差別発言をするAI
マイクロソフトの人工知能「Tay」。
Tayはインターネット上で一般人と会話をしながら発達する人工知能なのですが・・・
Twitterで会話をするうちに差別的な発言をするようになり、リリースの翌日に停止されました。
Tayは1日で96,000以上のツイートを行ったが、2016年3月25日ごろマイクロソフトは「調整」と称して一時的にTayのアカウントを停止し、「複数のユーザーによってTayの会話能力が不適切に調教され、間違った方向のコメントをするようになった」と発表、結果的にこれが原因でヘイトスピーチや性転換したかのようなメッセージを投稿するようになったと推測される。
引用元:https://bit.ly/32sOUrs
人間が不適切な知識を教えた結果、Tayは暴言を吐いてしまったようです。
まとめ
映画『AI崩壊』では、AIがライフラインとして人々の生活に浸透しています。
しかし突然AIが暴走してしまい、人間を殺害してしまうのです。
映画のストーリーが現実になったら、怖いなんてレベルじゃ済みませんが・・・
安心してください。
実際にAIが暴走したケースは、今のところ無いようです。
ただし、学者や著名人には「AIは便利だけど危険を招く可能性がある」という人もいます。
性能が上がりすぎて予想外の行動をするリスクは、ゼロでは無いのでしょう。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。