東野圭吾さんの小説『ラプラスの魔女』が実写映画化されましたね!東野圭吾さんの小説は、過去にも映画化されて大ヒットしているので、今から映画の公開が楽しみです。
ところで、今回の『ラプラスの魔女』というタイトルにはどんな意味があるのでしょうか?
「ラプラスの悪魔」という言葉がありますが、それとは関係あるのでしょうか?今回はタイトルの意味や魔女の正体についてまとめてみました!
※この記事では、予告やあらすじと同程度のネタバレを含んでいます。「多少のネタバレならOK」という人のみ、このまま進んでください。
映画のあらすじをザクっと説明

映画『ラプラスの魔女』主題歌の曲名と歌手は?歌ってる人は誰?
タイトルの意味を説明する前に、まずは映画のストーリーをおさらいしておきましょう!今回のメインテーマは「タイトルの意味」なので、あらすじだけサクッと簡単に説明していきますね。
不思議な2つの事件が発生
連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での<硫化水素中毒死>…そして、驚くべきことに、死亡した二人は知人同士であった。
警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井翔)に依頼する。
引用元:https://laplace-movie.jp/story.html
2人の男性が亡くなり、その原因はどちらも硫化水素による中毒死。
おまけに、被害者はどちらも知人同士・・・という、なんとも不思議な出来事が起こるワケですね。
偶然にしては出来過ぎているので「これは事故ではなく”誰か ”によって引き起こされた事件では?」と疑いたくなってしまいます。
という訳で、警察は大学教授の青江さんに事件の調査を依頼しました。
青江の調査結果
しかし、青江さんは今回の事件について「人間が実行するのは絶対に不可能」だと言います。
というのも、犯人がいるとしたら、その人は「硫化水素が大量発生する場所に、ピンポイントで被害者を誘導」しなければならないからです。
そんな事をできる人間がいたとしたら、その人は未来を予見する能力を持っているという話になってしまいます。
だから、青江さんは事件性を否定した訳ですね。
もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば。犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。そんなことは絶対に不可能だ。[ラプラスの悪魔]でもない限り…。
引用元:https://laplace-movie.jp/story.html
はい、ここで「ラプラスの悪魔」という重要なキーワードが出てきました!
これって、一体何のことなのでしょうか?という訳で、お次は「ラプラスの悪魔」についての説明を見ていきましょう。
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ラプラスの悪魔とは?由来は実在人物
その昔、19世紀のフランスにラプラスという数学者がいました。
彼が提唱した説の中に「計算によって、未来を予見できる知性」というものがあるのですが、これがラプラスの悪魔ですね。
ザックリ説明すると、ラプラスの悪魔みたいな能力があれば、未来に起こる出来事が予想できるわけです。超便利ですね!
現実には、ラプラスの悪魔みたいな能力なんて存在する訳がありませんが・・・本作にはこの能力を持った女性が登場します。
彼女こそが、本作のカギとなる人物「羽原円華(役:広瀬すず)」なのです。
因みに、映画公式サイトの広瀬すずさんが超美人なので、ぜひ一度ごらんください。衣装がオシャレで、ものすごく映画が見たくなります(笑)
あと、櫻井さんもイケメンでした(*‘∀‘)
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タイトルの意味は?魔女の正体は?

羽原円華はどんなキャラクターなのか・・・という話ですが、彼女は青江さんの目の前で、未来に起こる自然現象を言い当てていきます。
どう考えても、普通の人間じゃありませんね!
原作小説によると、彼女の正体は「優れた計算能力と推察能力から、未来を予想できる」というスゴイ存在だったのです。
エスパーや宇宙人ではなく、あくまでスーパーコンピューターのような存在として描かれています。
そんな彼女は、まさにラプラスの悪魔のような女性。言うなれば「ラプラスの魔女」という訳ですね。
まとめ
・・・という訳で、ここまで説明すれば、タイトルの意味や魔女の正体については、もう察しがついたかと思います。
「ラプラスの魔女」とは、ラプラスの悪魔のように未来予知ができる存在。
そして、魔女の正体は羽原円華のことを指しています。
因みに、この「ラプラスの魔女」というのは、原作者の東野圭吾さんが作ったオリジナルの言葉です。
タイトルが「ラプラスの悪魔」ではなく「魔女」と表されているのは、その能力を持っているのが女の子だからでしょう。原作者のネーミングセンスが素晴らしいですね!
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