人気コミック『空母いぶき』が実写映画化されました!
リアルさが話題の作品ですが、『空母いぶき』は実在するのでしょうか?また、モデルになった空母はあるのでしょうか?
今回は『空母いぶき』について
・実在する空母なのか
・ストーリーは実話か
・モデル(元ネタ)はあるのか
を調べてみました。
映画『空母いぶき』の原作
引用元:https://kuboibuki.jp/
映画『空母いぶき』の原作は、同タイトルの漫画です。
原作者の”かわぐちかいじ先生”は、「沈黙の艦隊」「ジパング」などで知られる人気漫画家。
『ビッグコミック』にて2014年24号から連載されています。
『空母いぶき』は専門家からも評価されたマンガなので、安全保障環境や防衛問題を知るきっかけになるでしょう。
映画のストーリー
20XX年、12月23日未明。
未曾有の事態が日本を襲う。沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、わが国の領土が占領されたのだ。海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群に出動を命じた。
その旗艦こそ、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》だった。
計画段階から「専守防衛」論議の的となり国論を二分してきた《いぶき》。艦長は、航空自衛隊出身の秋津竜太一佐。そしてそれを補佐するのは海上自衛隊生え抜きの副長・新波歳也二佐。現場海域へと向かう彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。
引用元:https://kuboibuki.jp/about.html
自衛官は命がけの任務にあたり、政府は究極の選択を迫られる!
国籍不明の武装集団により、日本が危機にさらされるサスペンス映画。原作のストーリーそのままではなく、オリジナルの設定と展開がプラスされます。
空母いぶきは実在する?
結論から言えば、『空母いぶき』は実在しません。
原作者かわぐちかいじ先生が考えた、架空の航空機搭載型護衛艦 (DDV) です。
ただし、空母「伊吹」は実在します。
「いぶき」は架空で「伊吹」は実在するのです。ひらがなと漢字の違いですね。
「伊吹」は日本海軍の航空母艦で、1946年に解体処分されました。
伊吹(いぶき)は、日本海軍の航空母艦である。改鈴谷型重巡洋艦の1番艦として起工され、建造中に航空母艦へ変更されたが、未完成のまま終戦を迎え、1946年(昭和21年)に解体処分された。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/
モデル(元ネタ)は護衛艦いずも
いずも型護衛艦 (日本)
排水量19500t/全長248m/速力30kt
2015年より就役した海上自衛隊史上最大の艦艇。同型艦は2隻。ひゅうが型を元に航空運用機能や多用途性を強化し、自衛火器には海自で初めてSeaRAMを採用した。pic.twitter.com/fupF1uG4qQ— 世界の軍艦bot (@gunkanbot) 2019年5月10日
『空母いぶき』のモデル(元ネタ)は、いずも型護衛艦。
いずも型護衛艦は、実在する海上自衛隊所属のヘリコプター搭載護衛艦で今も活躍しています。
『いずも』を改良して、F-35の運用能力をつけたのが『空母いぶき』ですね。
ストーリーは実話か
『空母いぶき』は実話ではありません。
日本の領土が占領されたら大問題ですが、フィクションなので安心してください。
そもそも、この映画は「20XX年の舞台が日本」という設定なので近未来の話ですね。
まとめ
映画『空母いぶき』は、かわぐちかいじ先生の同名マンガが原作です。
『空母いぶき』は架空の空母ですが、かつて実在した空母「伊吹」にちなんで名づけられました。
モデルはヘリコプター搭載護衛艦「いずも」で、これを改良したのが『空母いぶき』という設定です。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!